松江市東出雲町に拠点を構える社会福祉法人です。地域の福祉・介護に全力で貢献します。

草雲会 お知らせ版

~ちょっと得する介護保険の使い方 その1~

こんにちは。ケアマネジャーの菅原です。

これから2回にわたって皆さんと一緒に介護保険について考えていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

さて皆さんは「介護保険って?」と聞かれたら多分ほとんどの方が「知ってる」とお答えになることでしょう。でも「使い方を知ってますか?」と聞かれたら「・・・?」の方が多いのではないでしょうか。実際、自分や家族が必要にならないとその使い方を知ることは少ないのが現状だと思います。

それではまず何が必要かというと、介護が必要な状態であるとの認定を受ける必要があります。65歳以上の方々は介護保険証をお持ちなのですが、それを使うためには役場の保健福祉課で介護保険の認定のための申請を行う必要があります。(ちなみに私たちケアマネジャーはそのお手伝いもさせていただいています。)

さてその申請から約一月後、介護の必要性に応じて7段階に分類された「要介護度」の記された認定結果通知書が届きます。その区分によって保険で給付される限度額(金額)が異なり、介護の必要の度合いが高い方は限度額も高く設定されています。(詳細をお知りになりたい方は当センターまでどうぞ。)

ここで問題になるのが申請から認定まで一月間程度時間がかかることです。みなさんイメージしてみてください。皆さんのおじいさんが入院していた病院から退院してきました。でも入院中に足の力や体力が落ちてしまって歩くこともおぼつかない状態です。もちろんお風呂も自分では入れません。こんなとき「さあ、介護保険だ!」と言って役場に申請しましたが認定には1ヶ月間かかると言われてしまいました。さてこんな時一体どうしたら・・?

大丈夫です。介護保険は申請日に遡って有効なので、要介護状態にあることがはっきりと分かっていれば、認定の前から適切なサービス計画を作ってサービスを受けることも可能なのです。こんな時是非近くのケアマネジャーさんに気軽に相談してみてください。みなさんが安心して生活が送れるよう相談を受けてくれると思います。

私たちは日々様々な相談を受けますが、緊急性の高い話もあれば、そうではなく「年をとって出かけるところが少なくなった」、また「最近物忘れが出てきた」など色々です。そんな小さな不安や戸惑いにお付き合いしながら、その方が今より少しでも安心して"幸せな時間"を過ごせるようお手伝いさせていただくのが私たちケアマネジャーの仕事と思っています。

ということで、今回は申請~認定編でした。次回はサービス利用編をお送りしたいと思います。

尚、もっと詳しい話を聞きたいという方はケアプランセンター(52-6068)までご連絡ください。お待ちしています。

(主任ケアマネジャー 菅原 朋代)

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