草雲会 お知らせ版
~おひとりさまの介護保険 その3~
”介護保険サービス”ときいて思い浮かべられるのはどんなサービスでしょうか? ヘルパー? デイサービス? ショートステイ? ベッドレンタル?…
また、これらのサービスを使いながら、どのくらいの状態まで家で暮らすことが可能なのか? そんな疑問を抱かれる方は少なくないのではないでしょうか?
私自身の経験からすると、所謂「寝たきりの方」でも、サービスを利用しながら自宅で暮らすことは十分に可能です。「食事介助」や「排泄介助(おむつ交換)」などヘルパーを使って行うことができますし、入浴はストレッチャー(寝台式)浴槽を持っているデイサービスあるいは訪問入浴サービスで行うことが出来ます。(体力的な理由などでお風呂に入れない場合は、体拭きにヘルパー等がおじゃますることも可能です。)
デイサービス等の通所事業所は、寝台用の車両でご自宅から施設まで送迎する事が可能ですので、通っていらっしゃる方も数多くおられます。
また医療的な処置や管理(痰吸引、胃ろうなどの経管栄養、在宅酸素療法、尿カテーテル留置など)が必要な方も、訪問看護や通所サービスに配置されている医療職によって必要な処置や管理を行うことが出来ます。リハビリテーションも、通所だけでなく訪問でも実施することが可能になっています。
毎日の暮らしには今ふれてきたような身体の状態だけではなく、家庭環境や病気の状況等も少なからず影響してきます。でも、わたしたちケアマネジャーは、どのようなお体の状態になられてもご本人の意向に沿った暮らしができるように、お一人お一人に合ったサービス活用を提案していきたいと考えております。
(東寿苑居宅介護支援センター TEL 52-6068 主任ケアマネジャー 菅原朋代)