草雲会 お知らせ版
~おひとりさまの介護保険 地域福祉編2~
前回は「地域福祉」について少し触れてみました。今回もその続きになります。
以前、『介護予防・日常生活支援総合事業』について書いた際に、松江市一般介護予防事業の一つである住民主体型サービス『なごやか寄り合いサロン』も併せてご紹介しました。現在も市内各所で住民の方々が中心になって、体操や運動また茶話会など住民の方同士で楽しく元気に過ごすことができるようにと活動を行っておられます。
時折、そのサロン会に、私たち介護サービス従事者が、活動プログラムの“講師”としてお邪魔させていただく機会があります。今年も8月頃に揖屋・花水木地区の会からお声をかけていただき、東寿苑の話、介護保険申請から利用までの説明、また認知症の話など、介護に関わることを様々な角度からお話しをさせていただきました。
ここでは70~80歳代の十数名の会員様が熱心に活動をされており、年齢を感じさせないぐらい体をいっぱいに動かして体操をしたり、質問や意見交換を活発にされるなど、私自身も一緒に過ごさせていただく中で皆様からパワーをいただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
会の中でも少し触れさせていただいたのですが、高齢になって物忘れが出てきたり、身体が動きにくくなった時に、人は不安が生じてきます。「私はここで(この場所で)生活が続けられるのかしら? 大丈夫かしら?」誰しも“なじみの仲間”と“なじみの場所”で“なじみの時間”をともに過ごすことで、安心して心地よく、心が傷つかずに過ごせるのではないかと思っています。
これらの住民主体型サービスが、各地域で良い形で継続されることで、げんきな時も、そして少し不安になった時も、仲間で支えあいながら一緒に過ごしていくことができる受け皿として機能していくことによって‘おひとりおひとりの幸せ’につながっていくと心から信じています。
そのために私たち専門職(介護サービス従事者)も、地域住民の皆様方と一緒に歩み、協力をしながら“地域づくり”に参加していきたいと考えています。
何かご要望がありましたら、いつでもお声がけください。よろしくお願いいたします。
(東寿苑居宅介護支援センター TEL 52-6068 主任ケアマネジャー 菅原朋代)